炎上と探偵

Apr 2023 by nanaD

「いやあんたらには別に用はない」
俺は名刺を出して、浮気調査をしていると言った。
入口近くに立っているのはアゴヒゲだ。奥にはギョロメも居る。他は知らない奴ばかりだが、全部で7人居るようだ。
「・・・何故このビルに入った?」
「交差点を上から見張れる場所がないか探してたんだ」
アゴヒゲが胡散臭そうに俺を見ている。
「悪いがしばらくはここに居てもらうぞ」
「・・・しばらくってのは、いつまでだ?」
「まあ2・3日だ。あんたを痛めつけたい訳じゃない。一流ホテル並とは行かないが、なるべく快適に過ごせるよう努力はするつもりだ」
つまり証拠はないが怪しいから取締役会が終わるまで監禁しておこうということだ。
俺は高山の言葉を思い出した。なるほど「まともなフリをした人間」というのは上手い表現だ。

どうする?

従う