俺は別室に案内された。 「後藤、こいつを見張っててくれ」 そう言われて、いかにも下っ端然とした男が俺と一緒に残った。 ソファとテーブル、そしてパイプ椅子がいくつかあるだけの部屋だ。 いっそ俺がここでゆっくりして、それであの高山という奴が大慌てするなら愉快だ。しかしそうはならないだろう。あの男はきっとそういう場合の準備もしている。俺の評判が落ちるだけだ。 残念ながら、なんとかして高山に連絡を入れるべきだ。
どうする?