バッド・リトル・プリンシズ

May 2022 by nanaD

「シュワンツさん!シュワンツさん!話があるんだ」
「うるせえな!ぶっ殺すぞ」
そう言いかけて止めた。この声はジョンソンの親父だ。俺がマコーミック一家と揉めて重症を負ったときに庇ってくれた。この人を追い返すわけにはいかない。二日酔いで頭が痛かったが、なんとか体を起こしてドアを開けた。
「調子はどうだい?ジョンソンさん」
「いやそれが困ったことになっちまってね。東部からの荷が届くのが遅れててそのせいで銀行に払う金がないんだ。これまでは1日や2日ぐらいは待ってくれてたんだが、どうも銀行の偉いさんが変わって厳しくなったらしくて、遅くとも今日の日暮れまでにはなんとかしろって言われてる」
詳しく話を聞くと千数百ドルほど足りないらしい。
「賞金首を二人ばかり捕まえりゃ済む金額だ」
「無理はしないでくれよ」
「おいおい。今無理しねえなら俺はいつ無理すんだよ?マコーミックに楯突くのは気楽なことじゃなかっただろ?」
「そりゃそうだが、でも結局うまく行った。賭けに勝ったんだ」
「じゃあ今度は俺の番だぜ」
「ありがとうな」

どうする?

賞金首について考える
部屋を出る