ヘット・ヴォルゲンデ・ヴェアハール

Mar 2022 by nanaD

その先は上りの階段で、人工的でない夕暮れ特有の光が差し込んでいるのを見ただけで出口だと分かった。
外に出てしばらく歩くと、よく知った通りに出た。
工場と倉庫ぐらいしかない地域で詳しくは知らないが何度も通ったことがある。
特急にはぎりぎり間に合った。

その後、気になってもう一度あの建物に行こうとしたが見つからなかった。
ノートは彼女が持っていってしまった。
Het Volgende Verhaalという小説があることを知って日本語訳を手に入れてみたが、その中身はあなたの体験とは無関係だった。
ただ特急の中から嬉しそうに手を振る彼女の笑顔を思い出すと、あなたの胸は達成感で満たされた。