いや、やめておこう。ちょっと近すぎて気づかれそうだ。俺は距離を保って木村を追った。 木村がふとショーウィンドーに目をやった。ガラスには俺の姿も映っているはずだ。動揺を抑えて平静を装った。俺は歩道に溢れる通行人達の中のひとりに過ぎない。 とはいえ今のは危なかった。俺らしくない。
どうする?