改訂版があります
ラブコメになったら負けだと思う(第2版)
Oct 2022
by
mizuno
「必殺の武器が落ちましたよ」
後ろから声がしたので振り返ると、ベージュ色のマフラーを巻いたおじさんがあたしのヘアコームを持っていた。気付かないうちに落ちてしまったのだろう。
拾ってくれたのは有り難いけど、言っていることの意味はよく分からない。
「飾り職人の秀が使うのはヘアコームではなく簪だがの」
神様が現れてそう言った。
「なにそれ?」
「知らんのか?いや、知らんでもいいが、ゲームオーバー!あたしゃラブコメが嫌いなんだ!」
「・・・ヘアコームなんか付けなきゃよかった」